人間は、思い浮べたものを絵や文字、言葉などで表現して他者と共有し、コミュニケーションをとります。この能力は子ども時代に著しく発達し、幼児期後期には言語を用いて自らの心に浮かぶことを他者に伝えられるようになります。他者との対話の中で思考は深まり、10~12歳くらいにほぼ大人と同等の抽象的思考ができるようになり始めます。
LDT-Rは、言語の理解を切り口にし、認知発達を把握する検査です。1980~1990年代、東京大学医学部附属病院精神神経科小児部で、主に知的障害を伴う自閉症児を対象として研究を重ね、開発されました。用具が少なく、5分程度で理解力の目安を得ることができ、対象者の負担が少ないことが特徴です。また、検査で把握された発達段階(太田ステージ)には、各段階に応じた治療教育や具体的な対応・支援についての指針がまとめられており、療育や特別支援教育、福祉などの現場で活用されています。
自らの心を十分に語ることができない知的・発達障害のある方とお互いに分かりあうために是非活用していただきたい検査です。
用具の内容
※手引書は用具に同梱されていますが,
別途必要な場合は1冊600円(外税)で販売しております。
太田ステージ研究会(ohta-stage@gin-nan.org)では,
LDT-Rの販売はしておりませんのでご注意ください。
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太田ステージ研究会
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